人に伝えるって

今日は朝から1日中仕事仲間と過ごした。

 

永年一緒に居ると、大体お互いの性格や癖も判ってきて

この人ここでこう言うだろうなあ

なんて想像しつつ打合せをしていく。

 

10数人いる中で、必ずと言ってよいほど的外れな発言をする人がいる。

 

ある意味ユニークであり、他の人は

「出た!」

という顔でニヤニヤしている。

 

ただ一人、直属の上司だけが

 

「違うのよ!そうじゃなくて‼」と眉間にしわを寄せて発言。

 

お決まりの光景だ。

 

同じことを伝えるにも

言葉の言い回し、表現の仕方によって伝わり方が違ったりする。

 

同じ人に何度も同じことを言われているのに、理解できないが

違う人から聞くとあ~納得なんてこともある。

 

言ったから伝わっているー

 

と思ったら大間違い

 

ここまでわかってます?

ついて来てます?

 

と確認作業が必要だと思う。

 

私の友人で1から10まであったことを話さないと気が済まない人がいて

兎に角話もメールもLINEも超長い。

 

最後まで読むと、最初の方は忘れているほど長い。

 

結局何が言いたかったのか?

 

いつも本題がぼんやりする。

 

これを個性と捉える程、私は人間ができていない。

 

「で、なに?」といつも返信する。

 

最近はLINEで長文を打つのが疲れるらしく、電話で長々と話してくる。

 

私も慣れてきたので、電話の時はスピーカーにして、他の用事をしながら

聞くようにしている。

大体 前半は枕みたいなものなので、後半も後半

「で、何が言いたいかって言うとさ」と言い出してから

真剣に聞いて丁度いい感じになる。

 

何度も彼女が同じ人の話をしてくると、私は1度も会った事が無い人なのに

まるで会ったことがあるみたいに思えるのは彼女のお陰のような気もする。

 

「人に何かを伝える」

 

同じ言語を使っているのに難しいこと。

 

「日本人は回りくどい」と欧米人に言われたことがある。

 

それは一つの事を表現する言葉がいくつもあって理解しにくいのだろう。

 

例えば

「いりません」と言うのはきつく聞こえるから、

「結構です」

とか。

 

そこが日本語の良いところでもあるのだが

 

「いいです」はgoodなのか no thank youなのか?

外国から来た

コンビニのアルバイト店員が一番戸惑う言葉だと話していた。

 

言葉の選び方もそうだが、口調によっても伝わり方が違う。

 

初対面の人に妙にフレンドリーに

「だよね~」

みたいに話されても戸惑ってしまうかもしれないし

逆にめちゃめちゃ敬語で話されても、仲良くなるには時間がかかるだろう。

 

その距離感というのは、その場の空気というか雰囲気で感じ取るしかない。

 

それは年齢差でも性別でもないような気がする。

 

今日の打ち合わせから、またいろんなことを感じた日だった。